公演終了
グラシアス小林の舞踊家活動40年の集大成と言える壮大な作品を自国日本で発表します。
日本人であることの精神を元に、迫害を受けたジプシーの魂の叫びであるフラメンコを心から理解し、自身の生き様をフラメンコを通じて表現するグラシアス小林。
彼は約30年もの間、本場スペインの地でフラメンコダンサーとして認められ、東洋人という稀な存在で、数々のスペインを代表する舞踊団にソリストとして所属し、世界各地で公演をしてきました。
彼が踊るフラメンコには、文化を越え、時空を超え、観る者の魂を揺さぶる魔力が存在します。
舞踊家としての宿命を背負う彼が、これまでの壮絶な人生で培った経験と人脈を生かし、長年のテーマである、フラメンコの真髄「デュエンデ=魔性」に真っ向から取り組みます。
バレエ名作『白鳥の湖』の悪魔「ロッドバルト」を題材に、スペイン文化の本質である光と影のコントラスト、そこに潜む "闇" に焦点を当て、何故オデット(王女)を白鳥にしてしまうのか、ロッドバルトの魔性 = デュエンデに迫ります。
王子とロッドバルトを表裏一体の存在として捉え、まさにそれはスペイン文化の本質である光と闇、神と悪魔のような存在であり、さらにそれはアブラクサス(両性具有の神)のような存在に繋がります。
その王子とロッドバルトの破滅へ向かう対峙の後、王子とオデットが湖に身を投げてからの、白鳥の魂の昇華を描き出します。
魂を暗闇へと誘い込むものは何か、そこにフラメンコの真髄「デュエンデ」が表出されます。
王子ジークフリートに、スペイン舞踊界のスター、ホア キン・ルイス氏を招き、悪魔と王子の魂の戦いを情熱的に表現します。
そして、日本舞踊吾妻流三世宗家、吾妻徳穂を迎え、白鳥の魂の行方を神秘的に表現します。
美術は、ハリウッドの映画監督、マッド・ジョージ氏に協力を依頼し、特殊な舞台装置で観客を魅了します。
音楽の作編曲は、バークレー出身のバイオリニスト森川拓哉が担当し、チャイコフスキーの本質を失うことなく、フラメンコ曲に融合させます。
他ジャンルのトップの位置を占めるアーティストを含め、グラシアス小林のスピリッツに呼応する豪華なメンバーとミュージシャンが集結します。
1948年、山形生まれ。
バレエを小林恭氏に、フラメンコをトマス・デ・マドリ氏、アンヘル・トーレス氏 、マリア・マグダレーナ氏等に師事。
1975年、スペイン渡西。
マリア・ローサ国立舞踊団 、ラファエル・デ・コルドバ 舞踊団、アントニオ・ カスティージョ舞踊団などのソリストとして、スペインのサルスウェラ劇場、フランスのマルセイユオペラ劇場、イラクのバクダッド王立劇場など世界各地で公演。
2歳より祖母 二世宗家・吾妻徳穂に師事する。
11歳で吾妻徳彌を襲名し、20 歳の時に吾妻流六代目家元を継承する。
平成26年に二代目吾妻徳穂を襲名し、日本舞踊吾妻流三世宗家となる。
自主公演や国立劇場主催公演、NHK邦楽番組などに出演する傍ら、日本舞踊協会に於ては常任理事を務め、青少年に伝承文化を広める役割にも力を注ぐ。
一方では『オペラ夕鶴』の振り付けも手がけ、活動の幅は広い。
海外公演にも積極的に参加し、日本人が持つ感性の繊細さや伝統芸能の美しさを、伝統を守りつつ新しい社会と融合させていく努力を惜しみなく続けている。
スペイン、マドリッドにて舞踊一家に生まれる。
10歳の頃よりメルセデス・イ・アルバロ氏等に師事。
国立サルスエラ劇場舞踊団、シルエッタス舞踊団、バレエアンソロジー、ルイー ジョ舞踊団、マリオ・マジャ舞踊団などの団員としてプロ活動を始める。
ラファエル・デ・コルドバ舞踊団ではグラシアス小林と同じソリストメンバー。
1956年、大阪生まれ。
高校卒業後、N.Y. にてスクール・オブ・ビジュアルアーツにてファインアー トを学ぶ。
留学中にマイケル・ジャクソンのPV製作で有名なリック・ベイカーに認められ、『ポルターガイスト2』(86年)『エルム街の悪夢4』(88年)など本場 ハリウッドの特殊美術の現場に参加。
その他マリリン・マンソンやスリップノットなど、数多くのアーティストをヴィジュアル面でサポートしている。
帰国後、オリジナル・ムービーの製作や、日本のバンドのMVを製作する。
また、大阪芸術大学映像学科客員教授として特殊美術を教え、オプティカル・ イリュージョンを含んだシュール造形作品を制作している。
早稲田大学卒業後、バークリー音楽院に留学。
帰国後、文化庁芸術祭出展作品や新国立バレエ団公演、小島章司の高野山金剛峰寺における奉納舞踊公演、その他数々の舞踊公演における作編曲、演奏を担当。
2014年にはグラミー賞受賞アーティスト公演のバンドリーダーを務める。
またヘアショーやトップデザイナーのファッションショーにおける演奏、作編曲なども担当しCM、ドラマ、映画、CD製作のレコーディングにも演奏、作編曲、プロデュースとして多数参加している。
30カ国以上に渡る民族音楽、奏者との共演した経験から独自のバイオリン演奏表現を追求している。
1958年ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ生まれ。
有名なラ・マレーナを祖母に、ロス・ネグロス・デ・ロンダを祖先に持つフラメンコの名門ファミリー出身。
12歳の時、マイレーナ・デル・アルコルのカンテ・コンクールで優勝。
アントニオ・エル・ピパ、ラ・タティ、メルチェ・エスメラルダ、エル・グイート、マノレーテ等の著名な舞踊家と共演。また、ティオ・ボリッコ、アグヘタス、カマロン等とも共演を果たす。
ペーニャ・アルメリアにおいてソレア、シギリージャ、ヘレスのブレリアで「銀のパルマ賞」を受賞。
現在、スペインや日本のみならずヨーロッパ各国、南米等のタブラオやテアトロにも多数出演するなど、ワールドワイドに活動中。
生田流箏曲の手ほどきを三木千鶴氏に受ける。
のちに、生田流箏曲及び三絃を金津千重子氏に、胡弓を髙橋翠秋氏に師事。
東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学音楽学部邦楽科箏曲(生田流)専攻を卒業。及び同大学大学院修士課程を修了。
在学中に、安宅賞及び、大学院アカンサス音楽賞を受賞。
第1回利根英法記念邦楽コンクール最優秀賞、賢順記念全国箏曲祭 第21回全国箏曲コンクール 銀賞及び福岡県知事賞を受賞。
箏曲正絃社、千鶴の会、森の会、アンサンブル室町、平家語り研究会所属。重音会会友。
現在、全国各地での演奏活動とともに、静岡を拠点に教授活動を展開し、後進の育成にもあたっている。
2017年
3月 4日(土)19:00
3月 5日(日)13:00
※受付開始・ロビー開場は開演の60分前、客席開場は開演の30分前。
※開演後は本来のお席にご案内できない場合がございます。
※未就学児童の入場はご遠慮いただいております。ご了承ください。
世田谷パブリックシアター
〒154-0004 東京都世田谷区太子堂4丁目1番地1号
http://setagaya-pt.jp
一般発売日 | 2016年 10月 1日(土)
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料金 |
全席指定・税込
(世田谷パブリックシアターチケットセンター・オンラインチケットにて前売のみ取扱) *1「せたがやアーツカード」に要事前登録。(世田谷区民対象) |
特別先行割引 (枚数限定) |
特別先行割引は終了いたしました。 |
チケット取扱い | 世田谷パブリックシアター チケットセンター 世田谷パブリックシアターオンラインチケット(要事前登録) |
車椅子スペース (定員あり、要予約) |
一般料金の10%割引(付添者1名まで無料)
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託児サービス (定員あり、要予約) |
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構成・振付・演出 | グラシアス小林 |
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振付協力 | ホアキン・ルイス 二代目 吾妻徳穂 |
映像・美術協力 | スクリーミング・マッド・ジョージ |
出演 | グラシアス小林 ホアキン・ルイス 二代目 吾妻徳穂 |
作曲・演奏・音楽監督 | 森川拓哉 |
演奏 |
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パフォーマー | 小木戸 利光 |
音響・舞台監督 | 間瀬弦彌 |
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照明 | 橘田克美 |
衣裳 | 松竹衣裳株式会社 |
アートワーク | 小林海来 |
宣伝美術 | 川村格夫 |
Web | 清水久美子 |
広報 | 嶋尾佳おり |
制作 | 小嶋恵理 |
企画・製作 グラシアス小林フラメンコ舞踊団
〒101-0065 東京都千代田区西神田2-7-14 YS 西神田ビル B1
03-3234-6242
swanlake.info@gmail.com